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総研ラボ 002 2005/02/18
質問/回答形式による回答差異について
ネットリサーチにおいて、質問形式(回答形式)の違いが回答結果にどのように影響するか、以下の項目について検証しました。
検証項目
【1】選択肢数の異なるMA、及びSAマトリクスにおける回答差異
【2】MA・MAマトリクス・SAマトリクスにおける回答差異
【3】選択肢数の異なる段階評価質問における回答差異
【4】順位に関する質問の回答形式による回答差異
【5】複数の質問項目を1問で聞いた場合と分けて聞いた場合の回答差異
 ネットリサーチを提供する株式会社マクロミル(本社:東京都港区、社長:杉本哲哉、以下マクロミル)のシンクタンク、ネットリサーチ総合研究所(事務局:東京都港区、所長:萩原雅之、以下ネットリサーチ総研)は、ネットリサーチの品質向上に関する研究成果を「ディスカッションペーパー(※)」として一般公開しています。

 今回は第2回として、「質問/回答形式による回答差異に関する実証研究データ」をご紹介します。
マクロミルとお取引いただいているリサーチユーザーの皆様はもとより、調査業界の皆様からも幅広くコメントを頂くことを期待しております。

 今回の実証研究では、ネットリサーチにおいて、質問/回答形式の違いが回答結果にどのように影響するか検証を行いました。
 質問/回答形式による回答差異は、手法を問わず、リサーチ全般において共通のテーマとなっています。調査票設計の際には、それぞれの質問/回答形式の特性を理解した上で、調査目的に最も適したものを選択することが重要です。
 今回の研究では、同内容で質問/回答形式がそれぞれ異なる3本の調査を実施しました(=1つの質問項目につき3種類の形式。※質問項目により2種類)。
※質問/回答形式には、以下のようなものがあります。
(※)ディスカッションペーパー
研究の過程で得られた知見をまとめたもので、広くコメントを求めるため、調査報告レポートとしては必ずしも完全ではない研究の途中経過なども含んだ報告です。
皆さまのご意見・コメントを参考として、ネットリサーチの品質向上に努めていきます。
■ 実験調査概要
(※)マクロミルモニタ
全国約28万人(2005年2月現在)マクロミルのリサーチ専用モニタ。
マクロミルモニタの募集方法、基本属性データはこちらのページをご参照ください。
■ 実験調査の目的
  質問形式(回答形式)による回答結果の差異について検証を行い、今後のネットリサーチ品質向上の基礎資料とする。
■ 分析結果概要(一部抜粋)
<<「詳細」をクリックすると、調査結果がご覧いただけます。>>
【1】選択肢数の異なるMA、及びSAマトリクスにおける回答差異 >>詳細
質問内容 : 所有/認知に関する質問
質問(回答)形式 : @選択肢数が11個のMA A選択肢数が多い(31個の)MA BSAマトリクス
[SAマトリクス] → [選択肢数が11個のMA] → [選択肢数が多い(31個の)MA] の順で所有率が高く出た。
【2】MA・MAマトリクス・SAマトリクスにおける回答差異 >>詳細
質問内容 : 企業のイメージに関する質問
質問(回答)形式 : @MA×3問 AMAマトリクス×1問 BSAマトリクス×3問

[SAマトリクス×3問]の場合に、該当項目数が非常に多く出た。また、選択されたイメージの傾向も他の質問形式の場合とは若干異なっていた。
[通常のMA×3問]と[MAマトリクス×1問]では、大きな差異はなかった。
【3】選択肢数の異なる段階評価質問における回答差異 >>詳細
質問内容 : 購入重視点の項目別段階評価質問
質問(回答)形式: @4カテゴリ A5カテゴリ B7カテゴリ

いずれの場合にも、大きな差異は見られなかった。
また、奇数カテゴリでも、極端に「どちらともいえない」が多くなる傾向はなかった。
【4】順位に関する質問の回答形式による回答差異 >>詳細
質問内容 : 購入重視点に関する質問
質問(回答)形式: @順位を数字で回答するFA形式 A項目の選択肢番号を回答するFA形式

回答差異に一貫した傾向は見られなかったが、エラー件数を比較したところ、[順位を数字で回答する形式]の方が[項目の選択肢番号を回答する形式]より精度が高いことがわかった。
【5】複数の質問項目を1問で聞いた場合と分けて聞いた場合の回答差異 >>詳細
質問内容 : 認知+利用経験+利用意向に関する質問
質問(回答)形式: @SA×3問 ASA×1問

・認知率…1問で聞いた場合に、3問で聞いた場合よりも高い認知率が出た。
・利用経験…ほとんど差異はなかった。
・利用意向…1問で聞いた場合に、3問で聞いた場合よりも若干意向が高く出た。
より詳しい内容は、下記PDFレポートをご覧下さい。
質問/回答形式による回答差異について調査報告書 pdf (1.4MB)
マクロミル ネットリサーチ総合研究所では、今後も、ネットリサーチの品質向上を目指し、データによる検証を中心としたさまざまな研究を行って参ります。本実証研究に関して、ご意見等ございましたら、下記アドレスまでお送りいただければ幸いです。皆様のご意見・コメントを今後のネットリサーチの品質改善に役立ててゆく所存です。
本件に関するお問い合わせ先、ご意見送付先
株式会社マクロミル ネットリサーチ総合研究所

E-mail: info@mnri.macromill.com

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